レモくんのドキドキ[トイレ]大冒険

Drama 3 to 6 years old 500 to 1000 words Japanese

Story Content

ある晴れた日、幼稚園でレモくんは元気に遊んでいました。滑り台をシューッと滑ったり、お砂場で大きなお城を作ったり。友達のみんなと一緒で、とっても楽しい一日でした。
ところが、しばらくするとレモくんのお腹の中に、なんだかモヤモヤした感じがしてきました。「あれ?なんだろう?」レモくんは首をかしげました。
そのモヤモヤは、だんだん大きくなってきます。「うーん…」レモくんはちょっとだけお腹を押さえました。でも、まだ大丈夫、遊びたい気持ちの方が強いのです。
「レモくん、鬼ごっこしよう!」友達が誘いに来ました。「うん!する!」レモくんはモヤモヤを少し忘れて、元気いっぱいに走り出しました。でも、走れば走るほど、モヤモヤも大きくなっていくような気がします。
(モヤモヤ…モヤモヤ…)
遊んでいる間も、レモくんはモヤモヤが気になって、なかなか集中できません。本当はトイレに行きたいのに、みんなと遊ぶのが楽しくて、なかなか言い出せないのです。がまんがまん…。
お昼ご飯の時間になりました。今日のお昼はレモくんの大好きなカレーライスです。「わーい!」レモくんは嬉しくて、カレーをパクパク食べました。でも、カレーを食べると、お腹の中のモヤモヤがさらに大きくなってきました。「うう…」
(もっとがまん…!でも…トイレに行きたい…!)
お昼ご飯の後、先生が絵本を読んでくれました。レモくんは絵本を聞いている間も、お腹のモヤモヤが気になって、落ち着きません。体をユラユラさせたり、ソワソワしたり。友達に「どうしたの?」と聞かれても、何も言えません。だって、恥ずかしいから…。
トイレに行きたいって、言えないよ…)
我慢すればするほど、モヤモヤは大きくなり、チクチク、ジンジンとした感じに変わってきました。まるで、お腹の中で小さな怪獣が暴れているみたいです。レモくんはもうがまんの限界でした。
「う…う…」レモくんの顔が真っ赤になりました。でも、トイレって言えませんでした。
そして、次の瞬間…!
「あ…!」レモくんはおズボンを少し濡らしてしまいました。チョロチョロっと暖かいものが足をつたって流れました。周りの友達は、びっくりしてレモくんを見ています。
レモくんは、恥ずかしくて、悲しくて、大泣きしてしまいました。
先生が優しく声をかけてくれました。「レモくん、どうしたの?トイレに行きたかったら、いつでも言っていいんだよ」
レモくんは、先生に抱きしめられて、やっとトイレに行きました。スッキリした後は、ちょっぴり恥ずかしかったけれど、もうがまんするのはやめようと思いました。
その日の帰り道、レモくんはお母さんに言いました。「今度から、トイレに行きたくなったら、すぐに言うね!がまんすると大変なことになるってわかったから!」
お母さんはレモくんをぎゅっと抱きしめて言いました。「えらいね、レモくん。教えてくれてありがとう!」
レモくんは、トイレがまんすると大変なことになる、ということを学びました。これからは、我慢せずに、すぐにトイレに行く優しい子になるでしょう。
皆さん,トイレ我慢しすぎないでね!